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大善寺は、天正13年八王子城主北条氏照の命により自身の菩提寺として讃誉牛秀上人を開山として滝山城下に創建されました。

のちに、八王子城下に移転。さらに八王子城の火災、落城で大横町に移転し、それより約350年間に渡り昭和36年に移転するまでの間、 「大横町の大善寺」として親しまれて参りました。江戸時代には徳川家康公をはじめ、幕府の保護により御朱印(領地)を賜り又、 八王子総奉行、大久保長安や代官、竹本権太夫等の援護のにより発展し、 浄土宗の関東十八壇林(僧侶養成の場、学問所)の一つとして僧侶のみならず政財界に幾多の人材を輩出致しました。

明治に入ってからも、明治天皇より勅願所を賜り明治天皇の御祈願所となりました。 特に、第三代住職で在ります呑龍(どんりゅう)上人は、当時の国の禁をも犯してまでも、恵まれない子供達を育成し「子育て呑龍」として全国で親しまれております。 又、記憶に新しいのは大横町時代に「八王子のお十夜」として賑わい親しまれておりました「大善寺十夜大法会」です。 露店や見世物、サーカス等で賑わい関東三大十夜として近郷近在の方々に親しまれてまいりました。
現在の場所は、昭和36年八王子市の要請により永く親しまれた大横町より新たにこの地「大谷」を求め、大和田に一時本堂を移した後、昭和56年現在の新本堂が完成致しました。
 
「織物の町八王子」において、当山の機守(はたがみ)神社はたいへん由緒深い神社であります。機守とは天平時代、 孝謙天皇にお仕えしたとされる白滝姫の伝承によるもので、姫が養蚕・機織の神として祭られるようになりました。当山では「白滝観音」としてお祀りしております。

なお、当山の御社は、江戸時代後期の文政年間、八王子宿に住していた与平という老人の夢中に白滝姫が現れ、 夢のお告げで与平に機織の秘法を伝授したといい、喜んだ与平は夢に見た白滝姫のお姿を模写し、当山に少祠を建ててそこにお祀りしたのが始まりといわれております。 なお、白滝姫の降嫁伝承にまつわり、機守神社は「縁結びの神様」としても有名です。

原則:毎年七月第一週土曜日、機守神社祭典。当日は白滝観音尊像公開(秘仏)
呑龍上人(1556〜1623)は、戦国期から江戸時代前期に活躍した浄土宗の僧侶。 武蔵国埼玉群(埼玉県)の出身で、同郡平方(越谷市)の林西寺岌弁のもとで出家し、長じて増山寺に移り修学されました。 慶長五年(1600)幕府の命により当山の第三世住持となり、 その後、同十八年(1613)には上野国太田(群馬県太田市)の大光院が開かれると同寺の開山として請ぜられましたが、 国禁を犯した子供をかくまったために幕府から譴言され、一時大光院を退きました。

しかし、その後咎も赦され、元和8年(1622)には紫衣の綸旨を賜るなど栄達に極めました。 その活動の庶民の救済に根ざしたもので、とくに子供を救い教育に努めた事から「子育て呑龍」と尊称されました。
 
「大善寺十夜大法会」は関東三大十夜の一つとして知られ、毎年10月13日から15日の3日間 、近郷近在の参詣者で町中は賑わっておりました。寺伝によれば当山のお十夜は、 八王子城が落城した時の戦没者を慰霊するために江戸の初めの頃より行われるようになったといわれております。

現在の寺地に移動するまで、およそ三百年余の歴史と伝統をもつ行事でありました。 その儀式様式はお十夜の発祥で知られる鎌倉光明寺の流れを汲むものながら当山の様式である「風誦文十夜(ふじゅもんじゅうや)」といわれる独自の法式(滝山流)が確立されておりました。

大正から昭和に至り、十夜法要は「八王子のお十夜」として、サーカス小屋がかかるほど賑わっておりました。 寺地の移転に伴い休止を余儀なくされておりましたが、近年ようやく再興を果たしました。
 
 
本来仏教では地蔵尊は、(六道の)道に迷う人々に正しい道を指し示し、救って下さる「仏さま」とされています。具体的には昔から人々が道に迷わぬ様、道端に立っておられます。幼い子供達を守り、正しい道に導く働きをされる「仏さま」としても永く親しまれております。従って幼くして亡くなられたり生まれずして消えていかれた子供達を、末永くお守りし正しく導く働きをしておられます。水子に御縁のある方々や、御供養を希望される方にとって、お地蔵さまは最も身近な「仏さま」です。

[地蔵講-御供養の法要について]
当山では、毎月24日前後に「水子の御供養」を中心にした「御供養の法要」を催しております。「法要」の後、毎月法話をいただく催しです。 水子に御縁ある方だけでなく、毎月の定期法要としても行っておりますので御誘い合わせの上ご参加下さい。

※会費は昼食代、通信料含めて1000円いただいております。

 

春・秋 彼岸会、原則御中日正午より
「彼岸会」及び「永代有縁墓」法要
御施餓鬼法会、 毎年7月12日
十夜大法会、毎年10月
修正会 元旦
お花祭り 4月地蔵講と共催

毎月原則24日「地蔵講」
毎月1回 「写経会」

※詳細は、当山まで御問い合わせください。